このツールでできること

オンライン会議を録音し、自分の声と相手の声を分けて文字起こしします。 英語などの発話は日本語に訳し、会議のあとに議事録(全文版・振り返り版)を自動で作ります。 議事録は HTML と PDF で取り出せ、Google ドライブへ保存できます。

録音ができるのは PC の Chrome / Edge のみ。 スマートフォン・タブレットでも閲覧・文字起こしの修正・議事録の生成・音声ファイルの取り込みはすべて使えます。

1. ログイン

https://minutes.tashikani.jp を開き、 許可されたGoogleアカウントでログインします。許可されていないアカウントは入れません。 使う人が増えたら管理者にアドレスを伝えて追加してもらってください。

2. 会議を作る

  1. トップページで会議タイトルと相手(会社名・氏名)を入力
  2. (任意)会議資料(PDF)を選ぶ。「資料から用語を抽出」で、文字起こしが間違えそうな固有名詞を拾えます
  3. 「作成して録音画面へ」を押す

選んだ資料は「この資料を会議に添付する」にチェックが入っていれば会議に添付され、 議事録を作るときに読み込まれます(あとから議事録の画面でも添付できます)。 文字だけを抜き出して使うので、画像だけのスキャン PDF は使えません。
あとから検索するときの手がかりになるので、相手の名前は入れておくのがおすすめです。 会議は作った人のものになり、他の人の一覧には出ません。

2b. 録音済みの音声から作る

すでに手元にある録音(mp3 / wav / m4a(iOSのボイスメモ) / webm など)からも議事録を作れます。 トップページの「録音済みの音声から作る」でファイルを選ぶだけです。スマートフォンからも使えます。

取り込んだ音声は自分と相手の声を分ける情報が無いため、話者の区別は 議事録生成の「話者を推定して分ける」(会話の内容からの推定)に任せる形になります。 推定が違っていたら、タイムラインで話者名をタップして直せます。

2c. 動画の URL から作る

YouTube / Vimeo のセミナーや講演の動画も文章にできます。 トップページの「動画の URL から作る」に、動画を開いたときの URL を貼るだけです。 サーバーが音声だけを取ってきて文字起こしし、英語の動画には日本語訳が付きます。 タイトルを空にしておくと、動画のタイトルがそのまま会議名になります。

「動画に映った図・グラフ・スライドも議事録に入れる」にチェックを入れておくと (最初からオン)、スライドや図の画面を拾って、説明付きで議事録の該当する話のところに差し込みます。 関係ない画面が混じっていたら、議事録の画面の「動画に映った図」から「外す」で除けます。

非公開・ログインが必要な動画、ライブ配信、再生リストは取り込めません。 「動画サイトがサーバーからの取得を拒否しました」と出たときは、手元で音声を保存して 「録音済みの音声から作る」で取り込んでください。

3. 録音する

「録音を開始」で出るのは Chrome の共有ダイアログです (上部が「Chrome のタブ / ウィンドウ / 画面全体」に分かれているもの)。 Zoom の共有ダイアログとは別物です。

この共有は相手の声を拾うためだけのもので、映像も画面も どこにも送信されません。会議参加者にこの画面が見えることはなく、 Zoom 側でのスライド共有と同時に行って問題ありません。

  1. 「録音を開始」→ マイクの使用を許可
  2. Chrome の共有ダイアログで、会議の開き方に合わせて選ぶ
    • Zoom / Teams をアプリで使う場合 — 「画面全体」+下の「システム音声も共有する」をオン
    • ブラウザで会議する場合(Google Meet など) — 「Chrome のタブ」→会議のタブ+「タブの音声も共有する」をオン
  3. 録音中はレベルメーターを確認。 自分 と 相手 の両方が振れていれば正しく入っています
  4. 会議が終わったら「録音を停止して確定」

音声のチェックを入れ忘れた場合はエラーで録音が始まらないので、無音のまま会議が終わる事故は起きません。 「相手」のメーターが動かないときは、いったん停止して「画面全体」で選び直してください。

文字起こしは約45秒ごとにまとめて処理されるため、画面の表示は1分ほど遅れて追いつきます。 録音中に文字が出てこなくても、故障ではありません。

4. 議事録を作る

会議画面の「議事録を作る / 見る」から生成します。2種類あります。

オプションで専門用語に注釈を付けたり、相手側の話者を推定して分けることができます。 話者の推定は会話内容からの推測なので、違っていれば会議画面の「話者名」でまとめて、 またはタイムラインの話者名をクリックして 1 件ずつ直せます。

4b. 会議資料に会議の内容を書き込む

会議資料を添付しておくと、議事録を作るときに資料も一緒に読み込み、 固有名詞の表記や話題の背景を確かめながら議事録を作ります (議事録に載るのは会議で実際に話されたことだけです)。

議事録ができると、決定事項・宿題・変更点・出た質問を、資料の該当箇所に Skitch 風の注釈(囲み・矢印・吹き出し)で書き込んだ「会議反映版」を作ります。 議事録の画面の「会議資料」から開く・ダウンロードできます。

5. 間違いを直すと、次から賢くなる

タイムラインで文字起こしの誤りを直すと、その内容が用語辞書に自動で登録されます。 たとえば「糖不可試験」を「耐糖能試験」に直せば、

特別な操作は要りません。いつもどおり議事録を確認して直すだけで辞書が育ちます。 登録された内容は用語辞書のページで確認でき、 おかしな置き換えがあればそこで取り消せます。 よく出ると分かっている用語は、会議を作るときの「専門用語」欄に入れておくと初回から効きます。

固有名詞を先に登録しておく

会社名・製品名・人名など、よく出ると分かっている言葉は先に登録しておくと、 1 回目から正しく拾えるようになります。 用語辞書の「まとめて登録する」に、1 行 1 語で貼り付けてください。

手で登録した言葉は「固定」になり、音声認識へ渡すヒントに必ず含まれます (枠に限りがあるため、自動で覚えた言葉より優先されます)。 よく聞き間違えられる形が分かっていれば グルボルスパイク -> グルコーススパイク のように書くと、自動で置き換わります。

本文をその場で直す

タイムラインの本文をタップ(クリック)するとその場で書き直せます。 直した内容は用語辞書に学習され、次の会議から同じ誤りが起きにくくなります。 スマートフォンからも同じ操作です。

タイムラインを読める文章にする

音声認識そのままの文字起こしは、咳や言い淀みが混ざって文章として読みづらいものです。 会議画面の「文章として整える」を押すと、 咳・相槌・言い淀みを落とし、明らかな誤認識を文脈から直します。

要約はしません。話した内容はそのまま残ります。 整形前の本文も残るので、タイムライン右上の「認識したまま表示」で いつでも見比べられますし、「整形を取り消す」で元に戻せます。

過去の会議をやり直す

録音が終わった会議の画面に「録音済みの内容をやり直す」があります。 議事録を作り直すだけでは文字起こしの誤りは直りませんので、こちらを使います。

6. 共有する・保存する

ドライブへの保存に失敗した場合、音声は削除されません。データが消えることはありません。

注意事項

録音することを相手に伝えてください。 無断録音はトラブルのもとです。会議の冒頭で「議事録作成のため録音します」と一言添えるのが確実です。

音声と文字起こしは外部のAIサービスに送信されます。 文字起こしは Groq、翻訳・議事録生成は Anthropic (Claude) を使っています。 機密性の高い会議での利用は、その前提で判断してください。

うまくいかないとき

症状確認すること
録音ボタンが押せない・出ないPCの Chrome / Edge で開いているか。スマホ・Safari・Firefox は録音できません
「相手」の声が入らない共有ダイアログで音声のチェックを入れたか。アプリ会議なら「画面全体」+「システム音声も共有する」
文字起こしが出てこない1分ほど待つ。メーターが振れていなければ、そもそも音が入っていません
画面が古いまま変わらないCtrl + Shift + R で強制リロード
ログインできない許可されたGoogleアカウントか。別のアカウントでログイン中でないか

解決しないときは、画面に出ているエラー文をそのまま管理者に伝えてください。